明るい悪魔

年の瀬です。

日常空間に、暗い天使と明るい悪魔がいて、どちらか選べって言われたら天使のほうが多いかもしれないけど、暗い人間と明るい悪魔だったら、やっぱりみんな明るい悪魔を選ぶと思う。だって明るさは最強の武器で、つきぬけた思想は人に勇気を与える。人間も虫もみんな明るい場所が好き。昔から決まってる。

上海蟹食べたい

録画した夏フェスの番組を見てる。

昔流行ったワルそうな風貌のダブだかレゲエだかのバンドが平和というワードを重ね重ね用いて世界平和を祈る歌を歌っている。わたしは、何を今さら!と思う。

「何を今さら!何をそれ相応の年にそれ相応の愛や平和に目覚めて!昔お前が傷付けた人たちは!歌で平和を祈る事ができるなら、歌で謝れるやろ!歌で後悔を表現できるやろ。そうじゃないならキャラ通りにワルそうに韻を踏んどけよ。韻を踏まなくなったら急に世界平和を祈るな。ド直球に心に訴える系にシフトすんな。いやどんなアーティストでも平和を祈るのは自由やし勝手にやればいいけど、おまえがワルかった時代におまえに傷付けられた人たちはその時おまえに平和を求めてましたよ!世界平和を祈る前にするべきことがあるやろ!」

そのバンドのこと何も知らんし何もされてないけど勝手に思い込んで勝手に腹を立てる。

そんで峯田のなんて言ってんのか不明な歌と、くるりと声かわいい人の歌を聴いて、落ち着く。

 

好みの問題ね。

冷凍都市は木と土の香りがした

夏に東京に越して来た。
立川市というところに住んでいる。
東京も都心がどうとかどこからが田舎だとかそういうローカルなヒエラルキーネタをよく耳にするけど、わたしにとっては東京なのに家の前には広大な畑が広がっていて、東京なのになんだか古代からあるようなバカ高い木(あれはケヤキかと思います)が点在してそびえ立っていて、不恰好ですがよければお持ちくださいと農家の方が家の前に置かれた野菜をいただいたり、東京なのに!東京なのに、東京だからか、やはりおもしろいなと思う。別に都心に住みたいとは思わない、だからって田舎暮らしがいいとも思わない、ただ家のすぐ目の前に大きな木とたくさんの土があるのは、自分にとって大変に心地の良い日常です。今まで自分が暮らしてきた中で今が一番、なんというか、ほどよいサイズのシンプルな白いTシャツを着せられたようなそんな感じ。
岐阜も好きだったけどね。トーストにジャムもマーガリンもどちらものっける文化とかね。あれ美味いよね。

でもいつかは本当の家を探さな。

ところで明日は次女の社会科見学でお弁当を作る必要があるのですが、そこ30分早く起きればいいだけのことなのに早起きしなければ!というプレッシャーでぜんぜん寝れません。眠剤飲んでも寝れない。だからもう今からお弁当作ろうと思う。
おやすみ世界。

引っ越し

また、転勤によりお引っ越し。ずっと家が決まらずモヤモヤしていたが、きょうやっと決まったと連絡があり、なんだか荷が降りた気持ちになる。ホッとして、割とやりたくない仕事もどうでもよくこなす。

今からが大変なのに。

オールツモローズパーティーズ

何日か前の夕飯時、小2の娘が今度の授業参観で自分の生い立ちについて発表せないかんということで、自分の名前の由来についてインタビューしてきた。

すでにほろ酔っていたわたしは「〜〜〜です。あと、母が好きな昔のアメリカのバンド名でもあります。」とありのままを語った。娘は聴き取った内容をそのまま素直にインタビュー用紙に書き取っていた。

酔いが覚めるとハッとなるわたしなので、後日娘に「あのアメリカのバンドのくだりやけどさ、ちょっと恥ずいけん模造紙に書くときは削除しとって」と削除依頼をかけたところ「うん、恥ずかしかったからね、そこはもう書かなかったよ。大丈夫だよ。」

ということであった。


泣きそうなほど賢く育ってる娘。

私の中の合成合皮

さっき偶然知ったけど、我が家からそう程遠くないところにあるギャラリーに、皆川さんが来るんだってー。

毎回買い物などのたびにその道を通っては、趣きある看板が私を呼び止めるのだが、なんかそんな、フェリシモのワンピースに1500円で買ったレペットのジャズまがいの合成合皮の靴を履いて業務用スーパーで1週間分の食品を買い出した帰りに寄っていいとこじゃないやろ〜?笑い飯の西田みたいなおじさんが出来上がった器を見ながら「違う!!」ガシャーンつって納得いかんものは粉々にしよるとこなんやろ〜?と、いつも億劫でいた。

でも今回は皆川さんもいるしパニーニのオーダーもできるみたいなので一張羅を履き勇気を出して行ってみようと思います。


しかしやはり整理券配布と聞くと正直躊躇してしまう。混雑を避け、みながスムーズに回るためのものだとわかってはいるが、その整理券を受け取るために整理券配布開始時間前から並ばないかんよね。何時頃から並べばいいのか。整理券まで配布するくらいだから駐車場が空いてない可能性もある。そうなるとわざわざ夫に送ってもらうことになり、そうなると必然的に子どもも車に乗せてこないかんくて、私そこまでしてミナが見たくてミナが欲しいのかな〜。

となります。

ポジティブに生きたい。ゴダールが好き、とか言いたい。




あの子の笑顔を見るために

市内の小学校4年生が集結し、学校ごとに歌や演奏を披露するという音楽会というものに行ってきた。わざわざ市の持つコンサートホールで厳かに開催されるんである。全員体操服なのがおもしろいんだけど。

それで、音楽会はよかったです。

しかしそれより何より、ひさびさに、コ(10)の、幕開けの時の、彼女のあの笑顔を見た。幼稚園の発表会のときも、幕が開けて、自分がお客さんに見られてるという意識よりも、舞台上からお客さんを見渡して、わぁたくさんの人がいる!と言わんばかりのすごく嬉しそうな顔だった。そして今回もやっぱり、幕が開けて、二階席にまでいる遠くのお客さんを見て、とても嬉しそうに笑っていた。どうして笑顔になれるんだろう!その陽の資質。私にはない才能。