ごあいさつとおトイレとわたし

鉛筆をとぐって言わん?シャープナーのことは鉛筆とぎ、と。大分の人に聞いたら同じ「とぐ」だったけど、熊本の人は鉛筆をとぎる(だったと思う)って言ってた。どのへんからどのへんまで「とぐ」なんやろ〜。気になる〜。昔探偵ナイトスクープでやってた方言の境目を探す旅みたいなのおもしろかったよね。

昨晩、なんの芸もない上履き袋が出来上がり、朝はわたしも緊張していたのか一度の目覚ましで起き上がれた。朝からコもうれしそうで、普段は妹の着替えなど手伝わないのに、体操服を着せてあげたり、バスを待つ間もずっと手をつないでいた。バスがやってきても、にちゃんは不安な様子など微塵も見せずバスに乗り込み、バスの中の子どもたちに「ヤァヤァ、きょうから世話になりますよ」的な態度で手を振りながら席についていた。わたしがバスの外からおーい…と手を振っているのにまったく気づかないので、先生がポンポンと肩を叩いて気づかせると、「あ、ママ、じゃあね」つって屁のようにブゥ〜ンと行ってしまった。あの子は大丈夫なのか、まだオムツも取れてないあの子は…と思うとなんだかこっちが泣きそうになり、こんなにさみしいならどうしたらいい!もう一人作ればいい!と思いました。それから心配でまったく家事が手につかず、とりあえずカフェオレ飲んだ。しばらくするとダンナから「にはちゃんと幼稚園行った?泣かなかった?気になって仕事が手につかない」と電話がかかってきた。
みな、あなたが可愛くて仕方ないのです。
帰りのバスで先生に様子を聞くと、お漏らしもせず、ちゃんとおトイレで出来ましたよ、ということだった。なんと!!家に帰り、おしっこは?と聞くと「幼稚園でおしっこしてきたから」、お腹はまだ空いてない?と聞くと「幼稚園で食べてきたから」、「オムツに履き替えようか」と聞くと「これ(パンツ)でいいよ」と、なんかなんでも家の外で済ませてくる年頃の娘のような返しだった。

しかしその五分後わざわざ畳の部屋でおしっこを漏らし、だからさっき聞いたでしょう!と怒られながらオムツに履き替える三歳児であった。