まねっこマーチ

以前、コがニに人の真似っこしちゃダメなんだー!と言っていたので、真似することは悪いことじゃないんだよ。もし真似されたらうれしいことだと思っときなさいと教えていた。
きょう幼稚園で友達と真似することはダメなことかそうでないかで議論になったらしく、コは二対一で真似は悪論に負けそうになったので、ママが言ってたんだもん!と言い返した。すると、コちゃんのママ間違ってるよ!と切り返され、自分だけでなく自分の親までもが否定されたのがとても悔しかったらしく、そのことをお風呂でぷりぷり怒りながら話してくれた。
わたしも鸚鵡返しほど真似されたらイライラするけど、わたしゃ正直うれしい気持ちになるよ。
だからどう教えようかなと考えて、ママは真似することは悪いことじゃないと思うけど、真似されたら嫌な子もいるだろうから、真似したいと思ったら真似していい?って聞いたらいいんじゃない?そして嫌だって言われたらダメだけど、いいよって言われたらいいんじゃない?嫌だって言ってるのにするのがダメなんだよ。うん。これを言えばいいよ、明日友達にこれを言えばいいよ、とコは別に何も誰の真似もしようとしたわけじゃないし別に揉めてもないのだが多分に悦に浸りながらそう言うと、コはうんうんと聞いて、その話になったらそう言う、でも自分からは言わないと言っていた。大人やね。ママは、なんかダメやね。コはこの先どんな友達とどんな話をしてくんやろうね。
このパクりパクられ論やけど、おそらく太古からある揉め事の原因のひとつですよね。子供はもちろん大人でも。大人がこの手のことでいちいちやんや言うなって思うけど、あんたがどれほどの人間かって思うけど、本能的な何かなのかもしれない。だいたい世界はパクりパクられて回っとるよ。よっぽど独創性のあるものでない限りはほとんどみんな何かをパクって生きとるよ。いちいち歯をシーシー言わせなさんな。

しかしこの先子供の思春期が来たとき、この考えはまったくもって通じんのやろうな〜。
とりあえず思春期に生える鼻ヒゲには気をつける。