夏も終わる

そろそろ寒いですね。本当はきょうは新潟のほうにキャンプに行く予定でした。去年、室内用のぼわっとした灯りしか持っていかず大変不安な思いをしたため、今年は少し高いコールマンのガスランタンを買い、肉、ホタテを買い(ホタテ好きなので)、冬物の衣類ケースから上着を引っ張り出し、なんなら山ガールフェスガールランドネガールファッションを決め込もうと相当昔に買って一度しか履いてないアーペーセーの蛍光リブのボーダースパッツを引っ張り出して準備万端でいたけど、夜に上の子が何やら咳き込み始め、なーんか怪しいと思ってたら、やはりきょうになって微妙に熱を出してしまった。それで私たちは大した大人ですのでキャンプは延期にして家で各々マリオやズーキーパーなどをしながらじっとしていた次第です(キャンプ熱を放出できなかった夫がなぜか昼ごはんに牛すじの煮込みなど居酒屋メニューを作ってしまい結局ビール飲んで昼は寝ていた)。当日受付のキャンプ場に行く予定でよかったよ。しかしこの微妙な熱ってのが一番厄介ですね。もう下がっとるやん。
金曜日は子どもが幼稚園お休みだったので、二人とも連れて横浜美術館に奈良さんの個展を見に。最初は一人で行こうと思ってたけど、絵や彫刻を見てなんて言うか感想を聞いてみたかった。結果、上の子は「なんかかわいい」というご感想で、下の子にいたっては美術館の外のクレーン車がビルを解体する様をじっと見ていた。人がものすごく多いのとその多さの中うちくらいの子どもが誰一人おらんので少し早めに退散。こういうのが記憶の断片としてでも残っているといいな。大きくなって奈良さんの絵を見たときに、食堂でカレーを食べてまだ足りないと言ってサンドイッチも食べて結局途中でお腹こわして下痢したこと、作品にぶつかりそうになって学芸員が慌ててすっ飛んできたこと、そういうのをふわっと思い出してくれるとうれしい。
ところで最近あまり新しい音楽を聴いてません。元々開拓精神が低いのと、単に音だけを聴いて良し悪しを決めれないというか、そこに何かしらの映像が浮かばなければその音楽が体に入ってこないので、たぶん本当の本当にそれほど音楽が好きではないんだと思います。しかしそろそろノスタルジーの季節だから名盤探しにでも出掛けよう。ハロウィンが近づくと街中でおばけミュージックが平気で垂れ流されているのが好きです。